ハイイロチョッキリ [昆虫:その他]
口吻の突き出した、体長8mmほどの小型の昆虫です。一見ゾウムシのように見えますが、オトシブミに近い仲間です。しかし面白いお顔立ちで…
「チョッキリ」という名前は、その習性から来ています。ハイイロチョッキリの場合は、まだ熟していない緑色のドングリに、口吻で穴を開けて産卵し、そのドングリを切り落とすのです。ただ同じチョッキリの仲間でも、ちょっきりしない(切り落とさない)種類の方が多く、切り落とさずに切れ込みを入れるだけのものも居ます。産卵する場所も、葉・新芽・茎などいろいろで、オトシブミのように、揺りかごを作るものまで多岐に渡っています (大町自然観察園)