カメラが壊れた話 [山・風景]
テント装備を揃えたので、涸沢のテン場に3泊し撮影三昧の予定を立てました。
しかし初日に表題のことが起こり、涸沢に行き着くことなく帰ってきました。
以下はその顛末記です （写真は河童橋）
徹夜で高速を飛ばし、道の駅「風穴の里」に到着する頃には激しい雷雨。仮眠をしようにも稲光が明るく眠れない。こんな天気では写真を撮ることは不可能と判断、翌日から入山することにしゆっくりした。仮眠（爆睡）の後、カモシカスポーツ松本店で買い物（あ～ぁ、いっぱい買っちゃったよ）などをして暇つぶし。
昼近くなると雨も上がり明るくなったので急遽、沢渡駐車場に向かう。今日は徳沢か横尾か、行ける所まで行って、翌日に涸沢に向かうこととする。涸沢まで行っても、その先に登る気はない、あくまで目的が涸沢テント定着で写真撮影。
沢渡で準備をしていると、タクシーの運転手さんが「バス代と同額で行きます」と言う。ラッキー。上高地に用事があるのだが、空車で行くよりましということらしい。この運転手さん、大判カメラをやっている人で、撮影ポイントなどを教えてもらう。道中、大正池からは穂高連峰がくっきり。さっきまでの雨は何だったの？
（小梨平の定番ポイントから、雲をまとった穂高岳、ここまでは一眼の画像）
徳沢や横尾だと、奥穂高は眺められない。せっかく顔を出してくれたのだから、この付近でゆっくり奥穂高を撮りたいと思い、撮影しながら小梨平のテン場に向かう。初めてのテン泊が小梨平（苦笑）
まぁ、下は平らだしペグも効くので、とても張りやすくて寝心地も良かった。テントの中から穂高が見える位置を確保したのは言うまでもない。
（テントの中から穂高連峰、テントはエスパースソロ）
撮影に必要なものだけ持ち周辺をウロウロ。チョウチョもたくさん居るし見上げれば穂高連峰、被写体には事欠かない。しかし楽しい時間はここまでだった。
バッテリーの抜き差し、ON-OFFスイッチ、レンズ交換、接点清掃、予備バッテリー・予備メディアをすべて交換、考えつくことはやってみた。しかし徒労に終わった。目の前の梓川にカメラを投げ込みたくなった・・・。
（左は夕食時、水さえあれば何でも出来る。右は翌日朝の様子、しかしやる気はすっかり失せている）
カメラが無くては、持ってきた三脚や重いレンズたちも、ただの重たいお荷物。日帰りなら2台体制で臨めるが、テント装備があるのでそうもいかない。しかし涸沢まで行ってから壊れなくて良かったのかも。翌日には早々に帰ったのだが、その後はずっと雨模様だったので、山の神様が「長居しないで帰れ」と教えてくれたのかも。沢渡に戻り「梓湖畔の湯」で汗を流し、露天風呂でのんびりした。昼食は無性に鰻が食べたくなり、諏訪湖畔の「うなぎ小林」得重を頂く。う～ん美味。
そんな訳で現在40Dは入院中。近所のキタムラ経由だと時間が掛かりそうなので、幕張の東日本修理センターに直接持ち込んだ。診断結果はシャッターユニット交換。まだ12,000枚しか撮っていないのに・・・。発売当日に買った初期ロット品だったからかなぁ。東日本修理センターで直して1週間以内に宅配してくれるそう。もちろん無料だ。現場でいろいろ試してみても、シャッターユニットが壊れていては、どうにもなるはずがなかった訳だ。一度こういうことがあると、次から不安だなぁ・・・。
（追記）
カメラは壊れてガッカリでしたが、初めてのテント泊は楽しいものでした。食料が余るので豪華ヤケ食いしましたが、フリーズドライばかりなので、量は減っても、ちっとも軽くなりませんでした（＾＾；
テント泊で必要なものといらないものが見えましたし、持参する衣類も絞れました。次回は少し軽量コンパクト化できそうです。それより何より夕方や早朝の、人の少ない上高地の散策は良いものですね（＾＾）
Canonの東日本修理センターには、KissDN、30Dのゴミ取りでとてもお世話になりました。毎回30分ほどで仕上がるので便利に使わせてもらいました。今回は少しの怒りを持って行ったのですが、丁寧な対応とひたすら平身低頭な姿勢に、怒りも収まってしまいました（＾＾）
この頃、散財する場所が、カメラ屋から山用品店に変わりました。東日本修理センターに行ったら、近くのモンベル幕張店に寄り、津田沼の「ヨシキ＆P2」（大物はすべてこちらで購入）を回って帰るのが定番コースです。諏訪湖畔のうなぎ屋に行ったのも、実はモンベル諏訪店に寄るのが本当の目的でした。カモシカスポーツ松本店も、立ち寄りやすい場所にあるので、懐が心配です（＾＾；
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タグ：テント泊
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