鹿の子 [昆虫:その他]
カノコガ(鹿の子蛾)は、羽に鹿の子(かのこ)模様の入った蛾です。梅雨と夏場の年2回発生します。黒いボディーに、背中側から見ると2本のオレンジ色のラインがあります。羽の鹿の子模様は透過性があり、光が透けます
側面にもオレンジ色の紋があります。昼間に活動する蛾で、チョウのように花で吸蜜します。幼虫はタンポポやシロツメクサの葉を食べます
草やぶの中で交尾中でした。2本のオレンジ色のラインは、ハチに擬態したものと言われています(最後の写真参照)
同じ仲間のキハダカノコ(黄肌鹿の子)は、オレンジ色のボディーに黒いラインが入っているように見えます。こちらもハチに擬態しています(最後の写真参照)
梅雨時と8~9月の年2回発生するのは、カノコガと同様です。こちらの鹿の子模様も、半透明のセロファンのようで、光が透けて美しいです
花で蜜を吸っていると、まるでチョウのように見えてしまいます
この下は真似されているハチの写真で、ともに毒針を持った種類です。ハチのお嫌いな方はお気を付けください
先に登場したカノコガは、左のように黄色い二本線のある、ドロバチやトックリバチの真似をしたのでしょう。側面にある模様まで似ています。後から紹介したキハダカノコは、右のようなスズメバチやアシナガバチに擬態していると思われます (大町自然観察園)
スズメバチは、せっかく危険を冒して撮ったので、のちほど別記事で扱う予定です(^^;
お返事の時間が取れませんので、この記事のコメント欄は閉じさせて頂きますm(_ _)m
☆皆さま、たくさんのnice!をありがとうございましたm(_ _)m
by みね (2008-02-29 15:50)