嵐渓荘 お食事 [温泉旅行：新潟]
この宿の楽しみは、食事にもあります。連泊しても全く飽きません。食事は部屋食か、専用の個室で頂きます。まず初日の夕食です。
半月の上は、升の中が鮎せんべい、豆クワイ、馬上杯の中がずいきと蓮根の白和え、竹皿が右から山うど油炒め、エシャロット、ほお辛味噌、鴨肉照り焼き、菊寿司、むかご串、みかん釜が鱠、鮭はら子、子持ち昆布、蓋付きの小鉢がふきのとう酢味噌です。
半月の左が、鱈子寄せ、桜しめじ、里芋田楽、梅麩、菜花の煮もの。
半月の右が、ぜんまいの一本煮。鍋は味噌仕立ての地鶏鍋です。
ここまでは、始めにセットしてあるもので、これからが本番です（笑）。出来上がりを順次運んでくれるので、温かいものは温かいうちに食べられます。
左…ワラビおひたし、長芋千切り 右…鯉の洗い、臭みが全くありません
左…山女魚の塩焼き、つまはまたたび塩漬け 右…自然薯（天然）
左…揚げもの（エビ蓑揚げ、ふきのとう、鮭巻き、ししとう） 右…牛肉石焼き
左…洋皿（ソフトシェル白ワイン焼き、ホワイトソース、黒トリュフ） 右…鮭イクラご飯、お吸い物（湯葉、あまんだれ茸）
左…自家製抹茶プリン、ル・レクチェ 右…やっぱり冷酒が合います
当然満腹です。鮭イクラご飯を超小盛りにしてもらいました（笑）
7時から食べ（飲み？）始め、1時間半くらい掛かりました
ふーっ、お腹いっぱいで、部屋でゴロゴロ、大晦日のテレビを見ていると、紅白が終わる頃、手打ちの年越しそば（別注）が部屋に届きます。
さっきまで食べていたのに、まだ食べるのかー（笑）
元旦の朝は、玄関で餅つきがあります。宿泊客もつかせてもらえます。私は腰痛持ちなのでパス。食べることに専念します
元旦の朝は大広間で、お正月料理を頂きます。ちなみに、ここの写真のみ一眼、ほかは何と200万画素のコンデジです。コンデジの方がきれいだったりして・・・＾＾；
正月料理のメニューですが、お重の置き方が、メニューと左右逆でした＾＾；
先程つき上がったばかりの杵つき餅は、お雑煮、あんこ、くるみ、きなこ、大根おろしで頂きます。
写真は私の好きなくるみ餅。いくつ食べてもいいのですが、夜中のそばが効いているのか、思ったほど食べられませんでした（5個・・・笑）
せっかくの連泊です。市内まで出掛けても混んでいますし、宿から離れずに、温泉＆ゴロゴロして正月番組＆宿の周りで写真撮影で、ゆっくりしました。昼食は宿で、そば、うどんなどで軽くすませ、夕食に備えます
二日目の夕食です。昨日は食前酒（野草酒）を飲んでしまってから撮りましたが、こちらには写っていました＾＾；
半月の小鉢は、右が吉野葛で練った胡麻豆腐、左が天然ナメコ、長皿が右から、みずなの実たまり漬け、海老ゆかり寿司、銀杏松葉串、カラスミ、バイ貝。左の煮ものが、山女魚、竹の子、梅人参、いんげん。
左…お造りはアワビ、甘エビ、ブリなど海のものでした 右…地鮎の塩焼き、子持ちで美味。上の小鉢は、こしあぶらの胡桃和え
左…陶板焼きは、豚、帆立、野菜です 右…揚げものは穴子、自然薯磯辺揚げ、小茄子、大葉
左…焼きたらばがに 右…洋皿は、南瓜グラタン
左…蕗（ふき）ご飯とハマグリの潮仕立て 右…苺、メロン、ココアムース
やっぱりお腹いっぱい。一日目とメニューのかぶりが全くないのに感心させられます。普段飲まないのに、日本酒をクイクイやったら、酔っぱらいオヤジに変身してしまいました（笑）。でもそのまま寝られるのが、泊まりのいいところですね
朝風呂でスッキリ目覚め、あんなに満腹だったのに、お腹が空いてきました。温泉に入ると、代謝が良くなり、カロリーも消費するそうです。あんまり何度も入ると、入っている時はリラックス出来ますが、出てからグテッとなることがあります。完全に入りすぎですね＾＾；
2泊目は普通の朝食になります。ほとんどの宿は、朝食はなるべく人手を掛けず、簡単に出来るものが並びますが、ここは朝食も手を抜きません。
イカと甘エビの刺身、生ハムのサラダ、熱々の茶碗蒸し、豆乳鍋から、自家製のヨーグルトまで、手の込んだものが朝から並びます。塩鮭のように見えるものは、鮭の村上漬けです。この朝食を食べて、また来ようと思う人も多いのでは無いでしょうか
左は温泉がゆ、絶妙な味加減です。ここの温泉は強塩泉で、もともと昆布茶のような味がします。これは美味しいはずですね。飲泉はロビーに源泉が湧かしてあり、いつでも飲めます。
もちろん、普通のご飯、お味噌汁も出ますし、正月はお餅も食べられます。右は豆乳鍋の湯気を写したかったのですが、うまくいきませんでした＾＾；
決して高級食材を使っている訳ではありませんが、季節の地物の材料（山と川の幸）を上手く使い、美味しく工夫して仕上げてある印象です。
器も綺麗ですし、料理が運ばれてくるタイミングも絶妙。ここの食事を基準に、他の同じクラスの温泉旅館を比較してしまうと、少し可哀想かな・・・。
もちろん高級老舗旅館にでも泊まれば、高級食材をふんだんに使い、美味しいお料理なんでしょうけれど、分不相応な自分には到底無理ですので（＾＾；
しかし、よくよく見ると、酒の肴が多いのかも・・・。それと、普段口にしない山菜類も多く、有り難がっていますが、こんなものいつでも食べています、という方から見れば、何が珍しいの・・・、と言われてしまうかも＾＾；
※ mimimomo さんのコメントを頂いてから加筆させて頂きました。
夕食には、料理の説明などが入った献立表が付いてきます。それでなければこれだけのメニュー、酔っぱらった頭で、覚えきれるものではありません＾＾；
食べている料理や材料が詳しく分かると、また食べる楽しみが増えます。
この献立表は、いつも持ち帰ってきます＾＾
タグ：日本秘湯を守る会
携帯用QRコード
携帯からも見られます
地元の季節の旬の食材を、工夫して美味しく食べさせる。さすが、旅館のおもてなしって感じです。
料金が結構掛かるのでしょうが、余裕ができたら行ってみたいです。
by 心如 (2007-01-07 06:03)
おはようございます＾＾
料理の数の多さや、美味しそうと言うよりさきに、
みねさんがこの食材や料理の名前を覚えてきたのかメモしてきたのか
よく書き込まれたと言うことに一番感心してしまいました！！ わたくしだったら食べることに夢中で、写真はおろか何を食べたかなんて到底書けませんわ・・・（－－；）
新潟に冬行く気はとてもしませんが、暖かくなったら行ってみたいお宿ですね。
by (2007-01-07 06:21)
トレイというかお盆が黒だから撮影するとお料理が映えますね！
のんびりと至福の時間を過ごせてよかったですね^^
by Nicoli♪ (2007-01-07 08:13)
遅くなったけど、
新年、おめでとう、本年もよろしく、
昨夜、帰宅しました、本日から実質的に普通の生活です、
やはり、日本の正月が一番良いようですね、
我がページ、訪問★⌒(＠^-゜＠)v ヨロシク♪です
by (2007-01-07 09:15)
料理の数の多さにびっくりですよ。
おまけに美味しそう。 素敵なお宿ですね。
これなら、毎年行きたくなりますね。
素敵なお正月を過ごされましたね＾＾ いいな～。
by (2007-01-07 09:42)
料理+器も楽しめそうな宿ですね＾＾
料理も素晴らしいが綺麗に料理が撮れていますね！
私の初詣屋台写真とは大違いで＾＾；
by ひろきん (2007-01-07 10:02)
☆ 小父蔵 さん、ご訪問ありがとうございます。
普段食べられない食材だと、珍しさも手伝ってか美味しく感じてしまうのでしょうね。板さんも優秀なのでしょうけれど、女将さんの実家が、三条の料亭というのも、料理が美味しい理由かも知れません＾＾
この部屋でこの料理内容だと、年末年始、ＧＷ、お盆などを除き、平日休日、休前日を問わず、3～4人宿泊の場合の料金は、1人当たり税込み￥15,900です。休前日に料金アップしないのは嬉しいところです。2人で利用の場合は、もう少し高くなってしまいますけれど・・・。また料理の品数を減らしたり、泊まる部屋を換えると、さらに安いコースもあります。詳しくは 宿のHP http://www.rankei.com/indexpc.html の「宿泊」に出ています。
☆ mimimomo さん、ご訪問ありがとうございます。
実は夕食には、説明付きの詳細なメニューがあるのです。少し加筆させて頂きました＾＾
ここまで詳細に、料理の写真を撮ったのは初めてなんです。まず食べ始める前に撮って、後から運ばれてきた料理を、箸を付ける前に撮っていくだけなので、それほど苦にはなりませんでした。食事の後半は、酔いが回って、カメラを持つ手元が怪しかったです＾＾；
暖かい時期にいかがですか＾＾
☆ Nicoli♪ さん、ご訪問ありがとうございます。
黒バックは写真映えしますね。このページのスキンが黒バックというのも、そんな理由だったりします＾＾；
まさに至福の時ですね。またすぐにでも行きたくなります＾＾
by みね (2007-01-07 10:53)
☆ ibeei さん、ご訪問ありがとうございます。
あけましておめでとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします＾＾
今年も、ibeei さんのページの常連さんにさせて下さいね（＾o＾）
「日本の正月」ということは、もしやご旅行は海外だったのでしょうか。
☆ シンナツ さん、ご訪問ありがとうございます。
少量ずつ、いろいろな味が楽しめるので、食べていても楽しいですよ。私はアルコールが弱いのですが、お酒が好きな方なら、さらに美味しく頂けるのではないでしょうか。
来年も行けるといいなぁ～＾＾
☆ ひろきん さん、ご訪問ありがとうございます。
器も料理にマッチした、洒落たものが多いです。
200万画素のコンデジ、あなどれませんね。本文でも触れましたが、一眼で撮った1枚だけ、白いテーブルクロスが掛かっていたので、失敗作に見えたのでしょうか。何だか納得いかないんです＾＾；
by みね (2007-01-07 10:56)
器も料理も酒も凄いですねぅ。
石焼の牛食べたい(>_<)
by ちゃぱ (2007-01-07 12:18)
こんにちは
素晴らしい料理の数々、食べてませんが堪能させて頂きました。いいお年越でしたね。それにしてもキレイなテーブルフォトですね。それが何と200万画素コンデジとは！！
by penny (2007-01-07 13:32)
うちの奥さんの言う「いろいろ少しずつ美味しいものを」というやつですね。
そして２００万画素の実力発揮ですね。
by 春分 (2007-01-07 18:17)
嵐渓荘は行ったことがありませんが、名前は聞いたことがあります。いい旅館みたいですね。料理もおいしそうだし。
by littleducks (2007-01-07 19:41)
年末からお正月にかけて上げ膳、据膳の温泉旅行！羨ましい～
忙しく、毎日のお勤めや 家事をこなす主婦の夢で～す。
私もご褒美に一度でいいから、いや二度三度したいですが＾ ＾
美味しそうな料理の数々、又、一品、一品に工夫が感じられ！
料理が運ばれてくるタイミングも絶妙これが一番嬉しいですね～
この嵐渓荘さんの心遣いが毎年恒例の連泊旅行の原因ですね！
謎が解けました＾ ＾笑）・・・
やっぱり！心のこもった料理が最高です～
by 天女が遊 (2007-01-07 20:00)
こ、こりゃ連泊したくなります。
も、もうおなかいっぱいですといいたいところですが
食べたい！
料理に隙が無いですね。
見事です。
by 響 (2007-01-07 20:54)
☆ ちゃぱ さん、ご訪問ありがとうございます。
山の中なので、山菜が多くなってしまいますね。若い人にはお口に合うでしょうか。肉は国産牛使用で、柔らかくて美味しかったですよ＾＾
☆ penny さん、ご訪問ありがとうございます。
品数も多いですが、一品一品よく吟味してあります。
こうした使い方なら、低画素のコンデジでも十分ですね。今は携帯のカメラも200万画素時代ですから、完全に過去の遺物カメラなんですが、なかなか手放せません（＾＾；
☆ 春分 さん、ご訪問ありがとうございます。
そうですね、もう量は食べられなくなったので、こういうメニューはありがたいです。両親も完食とはいきませんが、すべてに手を付けて味わっています＾＾
200万画素でも、このサイズで使うのなら、十分なスペックですね。
by みね (2007-01-07 22:31)
☆ littleducks さん、ご訪問ありがとうございます。
知る人ぞ知る宿なのでしょうか。テレビの旅番組でも何回か取り上げられていますし、いくつかのテレビドラマの舞台にもなっています。西田敏行や渡辺謙の写真もありました＾＾
☆ 天女が遊 さん、ご訪問ありがとうございます。
上げ膳、据え膳は、母親へのプレゼントですね。子供が実家へ行くのも嬉しいのでしょうが、家事が普段より増えてしまいますものね。
ここは心遣い、居心地の良さは、何度行っても変わりません。毎回連泊にしたいのですが、なかなかそうもいかないのが残念＾＾；
お料理では、いつも感心させられます。春から初夏のお料理がまだ未経験ですので、いつか行ってみたいです＾＾
☆ 響 さん、ご訪問ありがとうございます。
連泊の理由は、この料理にもありますね。少量ずつ、いろいろ楽しめるのが良いところです。
行き始めの頃は、ビールなんぞをガブガブ飲んでしまい、残してしまいました。今は最後まで味わうため、日本酒でいっています＾＾
by みね (2007-01-07 22:33)
凄いです。
何が凄いって、料理を食べるまえに、撮影しているからです。
私の場合、食べている途中で、気が付きます。^^;
by らっこ (2007-01-07 22:58)
☆ らっこ さん、ご訪問ありがとうございます。
今回はblogのことを意識して、初めてこういう撮り方をしてみました。いつもは私も、食べかけの写真ばかりですよ＾＾；
個室なので、居るのは家族だけ。人の眼があるところでは、なかなか出来ませんものね。
温泉専門のHPを回っていると、食事はおろか、お部屋の備品まで、詳細に紹介しているページがあります。上には上が居るものですね＾＾
by みね (2007-01-08 00:15)
わぁ〜〜〜とっても素敵なお食事たち♪(●＾_＾●)
これは至福の一時ですね〜♪ヽ(^o^)ノ
お〜〜〜お腹がなっています(^^ゞ
by kone (2007-01-08 01:08)
いやはや・・・、これは素晴らしい。
眼で見ただけで、ご馳走様でしたって気分になりますね＾＾；
全部で何品なのか、数えてみたくなりました(笑）
by (2007-01-08 02:04)
逆に山の中でも刺身も出るんだな～って思いましたぅ。
by ちゃぱ (2007-01-08 08:45)
ゴージャス！
by (2007-01-08 09:55)
料理の写真もやっぱりきれいですね～。
今、食べたばっかりなのにお腹が空いてきました～。＾＾
細かい所にも手を抜かない、いい宿なのがよく分かりました！！
by pi-ro (2007-01-08 11:36)
いいお正月過ごしましたね。地元の食材と、酒・・・・それにしてもよく撮りましたね、私なんかは食べた後で後悔してます。
by HARU (2007-01-08 18:41)
「おいしいものが大好き」という思いが
写真から伝わってきます。
どれもこれもおいしそうで…食べたい！
by (2007-01-08 21:20)
☆ kone さん、ご訪問ありがとうございます。
美味しかったですよ～、お腹いっぱいだし♪
でも、帰ってきても体重は増えていないんです。山菜と魚が多いからでしょうかね。
これが食べられるので、何度も通ってしまうのかも知れません＾＾
☆ binpaku さん、ご訪問ありがとうございます。
メニューを見ながら、まだ続きがあるの～、と思ってしまいます。
少量ずつ、いろいろ出てくるので、食べていても飽きません＾＾
☆ ちゃぱ さん、再びご訪問ありがとうございます。
山の中と言っても、意外と日本海が近いので、魚も新鮮なんです。寺泊まで、宿から1時間ちょっとです＾＾
☆ こけもも： さん、ご訪問ありがとうございます。
高級食材ではありませんが、普段あまり口に出来ない山の幸が多いので、珍しさも手伝って、美味しく感じます＾＾
by みね (2007-01-08 21:32)
☆ pi-ro さん、ご訪問ありがとうございます。
きれいに撮れていますよね。一眼で撮るより、昔のコンデジの方がきれいなのが、今イチ納得出来ないんですが・・・（＾＾；
朝食まで手抜き無く、気合いが入っています＾＾
☆ HARU さん、ご訪問ありがとうございます。
この年越しは恒例化しそうな勢いです。来年も同じパターンで、部屋を予約してきました（＾＾；
写真は、私もいつも途中か終わってから気付きますが、今回はblogのことが頭をよぎり、しっかり撮ってみました＾＾
☆ 香草 さん、ご訪問ありがとうございます。
口の合うと言うのでしょうか、私も含め家族には好評です。
料理内容と器も合っていますし、見た目も素敵なので、写真をいっぱい撮ってしまいました＾＾；
by みね (2007-01-08 21:33)
あ、海も近いんですかぅ。
by ちゃぱ (2007-01-08 22:32)
☆ ちゃぱ さん、海も近いんです。新潟って、米所で平野のイメージがありますけれども、少し走るとすぐに山間部に到着です＾＾
by みね (2007-01-09 01:26)